仮面女子の猪狩ともかさんが脊椎損傷になったことを報道で知った時に、もし歩けなくなってしまっても、アイドルとして復帰して欲しいと思いました。
報道やSNSを通して、車椅子で復帰していくんじゃないかと思っていた時に復帰した報道には、とても嬉しく思いました。
芸能界にも障がい者がもっといていいのではないかと考えていたからです。
障がい者だから芸能人になりやすいのではなく、そうゆうの関係なく「いる」ことが大切だと思っているからです。
しかし、この報道を知った時には怒りを覚えました。
怒りを感じた部分は、「パラスポーツには競技によっては、えらくレベルの低い競技がいっぱいありますから」
という部分です。この報道の方に聞きたいです。どこがえらくレベルが低いのでしょうか?日本のパラスポーツの中には人口が少ないことがある部分はありますが、だからと言ってパラリンピックにすぐに出れるわけではありません。
また、私たちがスポーツを始める時、環境的・心理的ハードルが存在します。
このような報道の影響を受け、これから挑戦しようと思っている人を思いとどまらせるようなことがあってはならないと思いました。私はそういう人の背中を押してあげられる環境、目標になりたいと思い活動しています。
パラスポーツに挑戦したいと言っていただいた、猪狩ともかさんの挑戦心はものすごく嬉しかったです。
しかし、そのことに対する報道の方のパラスポーツに対する見方はすごく残念でした。是非、世界のレベルを見ていただきたいです。
パラアスリートとして、挑戦する方を応援し、世界レベルの大会を見て欲しい。そして、それが東京2020です。
僕自身も最高のパフォーマンスを出せるようにしますので、是非生で見てください。